シミ治療の際には皮膚に化粧品を塗るだけでは無く、体内の環境についても整えていかなくてはなりません。人の肌は人が食べた物から作られているのですから、そこでシミを作る原因になるような成分を食べてしまうと、どれだけ治療をしても効果は出なくなってしまいます。ではシミ治療をするにはどういった成分を避ければ良いのかというと、特に避けたいのがチロシンという成分です。チロシンとはアミノ酸の一種であり、これは体内のチロシナーゼの酸化酵素によってさまざまに形を変化させていったあと、最終的にシミの原因となるメラニン色素へ変化します。

もちろんメラニン色素自体は人の皮膚の健康を保つために必要なのですが、治療をしている間はなるべく取らないようにしなくてはなりません。さて、それではこのチロシンは何に含まれているのかというと、特に多く含まれているのは乳製品や落花生、アーモンド、大豆製品などです。そのためこれらの食品に関しては普段よりも食べる量を少なくするように心がけていかなくてはなりません。全く食べないようにするという必要もありませんが、食べる際にはトマトや日本酒、玄米といったような食品、飲み物を一緒に食べるようにするのが効果的です。

トマトには抗酸化作用に優れたリコピンが多く含まれており、日本酒や玄米に含まれるフェルラ酸も、リコピンと同様に強い抗酸化作用を有しています。抗酸化作用が高い食品を一緒に食べればメラニン色素の生成は抑えられるようになりますから、意識して普段の食生活に取り入れていきましょう。

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